大分県立別府支援学校石垣原校小学部1年
いろいろなもの(動物、身の回りの物)に関心をもつための指導
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使用したICT機器
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[機器]
タブレット
[教師が使用したツール]
デジタルコンテンツ [生徒が使用したツール]
デジタルコンテンツ
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学校・学年
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特別支援学校
大分県立別府支援学校石垣原校 1年
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指導の形態
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国語
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障がいの状況
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・病弱、知的、肢体不自由の重複障がい
・胡坐座位。腕は肘に支えがあれば動かせる
・簡単なやり取りは理解。発音は不明瞭
・着替えや排泄は介助が必要
・食事はペースト状のものを自分で食べる
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子どもを取り巻く状況
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・5歳で入所。病室を出ることはほとんどない
・日中はベッドで1人絵本を見たり、おもちゃで遊んだりしている
・保護者はできることが増えて欲しいと願っている。面会はほとんどできていない
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子どもの困り(本人の困り)
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・興味関心はあるが、病院外の生活体験や新しいことを経験する機会がほとんどない
・表出言語はあるが、発音が不明瞭で伝わりにくい
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解決の方策・手立て
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・興味関心を広げるための教材の選択
・自分で操作できる装置の工夫
・言葉の獲得に向けた指導計画ステップの工夫
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実践の様子
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・生き物への関心を高めるために、アプリ「動物の音!」を使って、いろいろな生き物の鳴き声を聞いた。ニワトリ、ヒョウ、ダチョウの鳴き声が面白かったようで、何度も聞いて楽しむ様子が見られた。
・次に、動画アプリで動物や海の生き物の動画をダウンロードして、データをKeynoteで編集し、教材を作成した。教師と一緒にKeynoteを操作して、動画を繰り返し見ながら、名前を言ったり、鳴き声を真似したりした。
・学習を繰り返すうちに操作方法を覚えて、自分で見たいものや聞きたいものを選択するようになった。特に、「ニワトリ」の鳴き声やライオンが大きく口を開ける様子を繰り返し見て楽しんでいた。
・動画アプリの活動を続けるうちに、絵本や絵カードを見ている時にも、動物を指さして、名前を教師に聞いてくる、鳴き真似をするなどの様子が見られるようになり、関心が広がっていることが感じられた。
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