大分県立臼杵支援学校高等部1年
出来事や自分の気持ちを整理し、相手に伝えるための指導
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使用したICT機器
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[機器]
タブレットカメラ
[教師が使用したツール]
デジタルソフト [生徒が使用したツール]
デジタルソフト
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学校・学年
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特別支援学校
大分県立臼杵支援学校 1年
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教科
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国語自立活動
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障がいの状況
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・知的障がい
・表情や感情の表出が乏しいことがある。
・出来事を想起して、具体的に伝えることが難しい。
・「○○した」など、短文で伝えることが多い。
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子どもを取り巻く状況
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・術後の回復途上である。
・保護者は本人が出来事や気持ちを具体的に伝えられるようになってほしいと望んでいる。
・個人用端末を購入している。
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子どもの困り(本人の困り)
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・話したいことはあるが、言葉がやや不明瞭で相手に伝わりにくいことがある。
・具体的に伝えることが難しい。
・教師が詳しく聞こうとすると黙ったり、「分からん」と言ったりして、伝えることをあきらめることがある。
・思いを伝えられないストレスから手足の付随運動が起こることがある。
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解決の方策・手立て
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・メモを見ながら、自分がしたことや簡単な感想などを伝えることができる。
・iPadの操作には慣れており、新しく学ぶことについても興味をもって取り組むことができる。
・写真などの視覚的な手がかりがあると、出来事や場所、人などを想起しやすい。
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実践の様子
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・アプリ「えにっき」に写真や感想を入れて保存し、それを見れば想起できるようにしておくことで、日数が経過しても自分でそれを見ながら、また教師や友だちに見せながら出来事を伝えることができた。
・アプリ「えにっき」を継続すると、自ら「(アプリの記録を)見せに行きたい」という発言も増え、話すことを楽しみに記録する姿も見られるようになった。
・担任以外の教師や学部以外の友だちにも伝えるようになった。その際には友だちから質問をされることもあったが、iPadを片手に持ち、見ながら答えることができるなど、コミュニケーション能力の向上も見られた。
・思いが伝わらないストレスによる手足の付随運動は、ほぼなくなった。
・「緊張する」などさまざまな気持ちの表現も増え、一日の終わりに「今日は○○をしました。楽しかったですと書こう」などの発言もみられた。
・アプリのカレンダーを確認して、自分から「土曜日お出かけする」など楽しみな予定を曜日も交えながら具体的に伝えることが増えた。
・10月頃から家庭でも「絵日記を書きたいから写真を撮って」と保護者に自ら伝えることも増えた。
・夏休みの宿題として、アプリ「えにっき」の活用を保護者に提案し、出来事と感想を入力して保存することができた。冬休みの宿題でも取り組んだ。
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