大分県立盲学校小学部
音声を繰り返し聞くことで、算数の学習に意欲的に取り組むための指導
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使用したICT機器
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[機器]
タブレット
[教師が使用したツール]
[生徒が使用したツール]
デジタルソフト
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学校・学年
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特別支援学校
大分県立盲学校
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教科
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算数
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指導の形態
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算数
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詳細
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・両眼とも視力0のため、点字を使用を使用している。
・算数には、苦手意識があり、見通しをもてるような工夫や、意欲的に取り組めるきっかけが必要であった。
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子どもの困り
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・点字だけでの学習では、1文字ずつ読むので、内容がわかるまでに時間がかかる。
・音声を聞いてから、点字をよむ方が、内容が分かりやすい。
・一度聞いたことをたくさん覚えておくのは難しいので、何度も繰り返し聞ける方がいい。
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解決の方策・手立て
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・DropTalkで、めあてを録音し、繰り返し聞けるようにする。
・児童が気が付いたことを、めあてと同様に録音し、授業のまとめや振り返りで改めて聞く。
・音声の教材を作成する(かけ算九九)
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実践の様子
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・めあての場面では、教師が「今日のめあてなんだったっけ?」と尋ねると、思い出せないときは自分から、iPadに触れて、めあてを確認するようになった。
・授業中に気が付いたことを録音しておくと、休み時間もその録音が流れる位置を点字のガイドから見つけてタップし、「自分と交流しているみたい」と言って、繰り返し聞く姿が見られた。
・普段の学習の流れで使用しているDropTalkのキャンバスを利用して、かけ算九九の歌の段をすぐに聞けるように教材を作成したことで、かけ算九九の習得に活かされた。
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