臼杵市立野津中学校2年

「和の配色を活かしたふるさとの模様」、他の人の作品を造形的な視点で鑑賞しながら対話して、模様や配色のアイディアを広げられるようになろう

使用したICT機器

[機器]
タブレットモニター

[教師が使用したツール]
学習支援ソフト
[生徒が使用したツール]
学習支援ソフト

学校・学年

中学校
臼杵市立野津中学校 2年

教科

美術

授業の内容

①本時の流れを確認する。
②黒板やロイロノートを使用して、前時までの流れを振り返る。
 ◎制作の手がかりが見つけられない生徒には、黒板に制作のポイントとなる情報を貼っておく
③鑑賞のポイントとなる造形的な視点について提示する。
④お互いの作品の相互鑑賞をさせる。(班活動)
 ◎作品について、感じたことを伝えるのが難しい生徒には、色彩やモチーフに注目させて言葉を引き出す
⑤各自で制作の続きをする。
⑥自分の作品の班活動前と後を見比べて、変化した点と振り返りを記入させる。
⑦数人に発表させて、本時の振り返りを全体で共有する。

ICT活用のポイント
(工夫したところ、苦労したところ 、成果、課題)

成果:美術の授業でデザイン課題に取り組む時は、アイディアスケッチを繰り返しながら、自分の思考を広げていき、紙と着彩の道具を用意して、なるべく失敗をしないように注意しながら制作されることが多いかと思います。その点、デジタルでデザインを制作することにより、自分が試したい色や形などに気軽に挑戦することができる操作性、思考が可視化して中学生でもクリエイティブな発想を引き出してくれる可能性などの利点が生まれます。

課題:いま子供たちは、学校や家庭で常にデジタルコンテンツに触れる生活をしていることから、 ICT機器の扱いには慣れている一方で、五感を磨くことや自然に親しむこと、手先の感覚を大事にすることなどが疎かになっている部分があると思います。ICT機器を使用することを目的とするのではなく、使用することで物事への関心・意欲が高まり、学びに向かう力をどのようにつけていくかが課題だと思います。

工夫・苦労
・今回の課題の場合は、Keynoteに模様のデザインのアイディアを広げることができる素材がたくさんあることから、生徒全員がKeynoteの使い方の練習の段階から、自分なりのデザインを制作することができたところ。
・デジタルなので修正がしやすく、複数の作品を同時に制作しながら、見比べて進めることができるところ。      
・操作に慣れてくると、複雑な模様を制作するなど、個人のこだわりや興味に応じて作品が進化していくところ。
・生徒が初めて使用するアプリの場合は、生徒全員が理解しやすいようにするための教材研究・事前準備が苦労します。

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