大分県立日出支援学校小学部6年

歯磨きの手順や時間を表示して、磨き残しが無いようにするための指導

使用したICT機器

[機器]

[教師が使用したツール]
[生徒が使用したツール]

学校・学年

特別支援学校
大分県立日出支援学校 6年

教科

日常生活の指導

詳細

・視覚優位で言葉だけの説明ではイメージがしにくい。
・障がいの特性から忘れやすさがあり、既習事項を覚えていないことがある。                   
・左手に麻痺があり、手指に力を入れたり、細かい手指の動きをしたりすることが難しい。

子どもの困り

・歯磨きの手順を飛ばすことがあり、磨き残しがある。
・カード型の手順表だと、右手で歯磨きをしながら左手のみではカードをめくりにくい。
・自分で磨く時間を数えると早いことがあり、十分に磨けない時がある。

解決の方策・手立て

・歯磨きの手順を視覚的に提示する。
・片手で操作ができるようにタブレットを使用し、
・残り時間がわかるように手順と一緒にタイマーを表示する。

実践の様子

・画面を横にスワイプさせると次の手順の画面になり、「再生」ボタンを押すと時間がスタートするので、左手のみで進めながら歯磨きをすることができた。
・手順を飛ばすことなく、歯のすみずみまで磨くことができるようになった。
・残り時間が色で視覚的に表示されるので一目でわかり、一定時間磨くことができるようになった。
・手順の順番や時間の長さを簡単に変えることができるので、児童と相談しながら順番を決めた。児童も違和感なく歯磨きに取り組むことができている。
・ICTを活用したことで一人でスムーズに歯磨きができるようになってきた。本児にとって一定の効果を感じているので、後期に向けて着替えなど他の場面でもICTを活用していきたい。

コメント

コメントを投稿する