大分県立日出支援学校高等部1年

気持ちを表したり、文字を書くための指導

使用したICT機器

[機器]

[教師が使用したツール]
[生徒が使用したツール]

学校・学年

特別支援学校
大分県立日出支援学校 1年

教科

自立活動

詳細

・高等部職業生活科
・ダウン症で、頑固。自分のこだわりで固まることがある。
・相手が話している言葉の意味はわかっているが、自分が話す言葉が不明瞭で相手に伝わりにくい。
・表情や手振り身振りなどでコミュニケーションをとる。
・突然動かなくなる。気持ちの切り替えが難しい。

子どもの困り

・意味のわからないことが多く集団での授業はわからない。
・こだわりが強く気持ちの切り替えができない。
・わかりやすく伝えてほしい。
・筆圧が強すぎる。
・いつも鉛筆の下書きをペンでなぞって書くことができるが自分で書くことができない。
・思いを伝える事ができにくい。

解決の方策・手立て

・絵カード等の視覚的に捉えやすいものを使用して内容をわかりやすく伝える。使用するアプリで考慮すること
・気持ちが切り替えやすく興味を持てる。
・繰り返し練習できる。
・筆圧に左右されない。
・自分の気持ちのカード等が探させる。

実践の様子

・文字を書く練習をした際は。紙とペンだと、なぞって書くものと思い込んでいるため、一人で書くことに取り組もうとしなかった。そのため、iPadで「絵カードボード」を使い、指で線を引く練習を始めると、スムーズに活動に取り組めた。その後、教師が文字を指導すると、ひらがなを書き始めることができた。練習すると「あ」と書くことができた。文字ができたら、記念撮影をして文字と顔を保存した。記念撮影がうれしくて、何度も繰り返し取り組むことができた。
・「DropTalk」では、気持ちを伝えるカードを作成した。「困った」「うれしい」「がんばる」「楽しい」「おなかがすいた」「悲しい」など様々な表情の自分の顔写真を撮影することができた。その後、教師が代わりに音声を吹き込み、表情のカードをタッチすると音声が流れるようにすると自分で操作をするようになった。
・「絵カードタイマー」を使用した際は、時間が減る様子を表示画面からイメージすることができたが、「終わり」とわかっても気持ちの切り替えが難しかった。
・今後は、学校生活の中で定着できるよう取り組むととともに、活動の切り替えができる工夫をしていきたい。

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