玖珠町立くす星翔中学校3年
関数 y=ax2 関数のグラフを使って、身の回りの問題を考える
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使用したICT機器
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[機器]
タブレットモニター
[教師が使用したツール]
デジタルコンテンツ [生徒が使用したツール]
デジタルコンテンツ
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学校・学年
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中学校
玖珠町立くす星翔中学校 3年
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教科
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数学
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授業の内容
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【ねらい】
電車が自動車にいつ、どこで追いつくかについて、電車と自動車が出発してからの時間と進んだ道のりの関係を表すグラフを読み取り考察することを通して、関数のグラフを基にして具体的な事象を捉え、表現できるようにする。
【授業の概要】
身近な生活の中の疑問に対して、関数を使いグラフを基にして考察し読み取ったことを表現していくという流れで進められた。導入では、デジタル教科書を用い、問いをわかりやすく提示。動画も使い、問題を把握しやすくした。
問題は「電車が自動車に追いついたのは電車が出発してから何秒後か。また、それは駅から何mの位置か。」というもの。速さに着目し、問題解決にはグラフを使って表すという見通しをもたせた。そして、デジタルホワイトボードを用いてグラフを示し、読みとれたことをペア⇒全体へと意見交流を行わせ、個・小集団・全体へと考えをより 明確にするための工夫を行った。そして、振り返りの場面では、スプレットシートに本時の学びや気づき等を入力させ、発表させ、自己の気づきや考え方の広がりを持たせた。
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ICT活用のポイント
(工夫したところ、苦労したところ 、成果、課題) -
成果・課題
・グラフからの読み取りや記入は、事前に動画視聴させ扱っていたが、グラフ記入に時間がかかった。
・読み取り、言語化するところを今後もしていかなければと感じている。
成果としてはクラスルームからグラフの書き方を示した動画を提示し、各自の裁量時間で視聴させ、「指導の個別化」が図られたことがあげられる。また、ジャムボードの普段の活用からサクサク使えており、自分の考えをまとめたり、他者の考えを見ながら、意見交流がスムーズにできていた。課題としては、デジタルホワイトボードソフトを用いた協働学習の 場面において、生徒が自らの考えを表現する際の視点が明確になって いなかったと考える。電車の加速の部分等、気づきへのサポートが必要だった。今後、生徒の考えを焦点化させるための視点を教師が示すことにより,生徒が思考を整理する際のICTの効果的な活用につなげていくことができると考えられる。
工夫・苦労
・グラフの書き方の動画を事前にクラスルームにあげて、事前学習や見直しに活用させていた。
・ジャムボードでの、記入や意見交流は、普段から使わせており、スムーズに活用できていた。
・ ふり返り・・・ネットが繋がらない場合の対応ということでプリントに記入できるように対応した。
・日常的な授業の中で、児童にchromeBookやアプリを活用させていることにより、生徒は、機器の操作に慣れており、思考・記入・対話等の学習活動に集中することができていた。
・学校の取組として毎時間、振り返りをフォームで回収し、生徒ごとにスプレッドシートにまとめている。学習状況の思考や理解度を継続的に把握し、指導に生かすことができることが有効。
・日常的な授業の中で、生徒にICTを活用させていることにより、生徒が機器の操作に慣れており、学習に参加・集中することができていた。
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