大分県立佐伯支援学校中学部
硬貨の名称と種類の関係を理解するための指導
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使用したICT機器
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[機器]
タブレットモニター
[教師が使用したツール]
デジタルソフト [生徒が使用したツール]
デジタルソフト
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学校・学年
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特別支援学校
大分県立佐伯支援学校
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教科
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数学
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詳細
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・興味関心のあるものに目移りしやすく、集中力を持続させることが難しい。
・長い話を聞くなど、集中力が無くなると離席する。
・感情の起伏があり、気持ちが不安定になると人を叩いたり、つねったりすることがある。
・硬貨の実物を見て、同じものをマッチングさせることはできるが、実際に硬貨を使う場面で「〇円」と名称を伝えると間違えることがある。
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子どもの困り
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・「〇円」の硬貨の名称と実物の硬貨の関係が理解できていない。
・他の人がしている課題に目移りしたり、声を聞いたりすると集中が途切れてしまう。
・問題が長く続くと、見通しが持てず、気持ちが不安定になってしまう。また、間違いが多くなると不機嫌になる。
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解決の方策・手立て
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・本人の好きなこと(iPadを操作すること)を用いて、課題に取り組む。
・名前と硬貨の種類が一致できるような教材を用いる。
・終わりが分かりやすいようにする。
・正解したときに、本人の好きな「はなまる」で意欲を高めるようにする。
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実践の様子
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・授業の中で、パワーポイントで作成した問題に取り組んだ。
【内容】
「〇〇円はどれ?」と、読み上げるように設定することで、名称を聞いて、それに対応する硬貨や紙幣を選択。正解していれば「〇」→次の問題へ、不正解ならば元の問題に戻るように設定する。
・集中が途切れることなく、最後まで問題に取り組むことができた。また、正解したら「〇」が出るため、意欲的に次の問題に取り組もうとする姿が見られた。
・正答率が上がってきたら、実物を使った問題に移行した。iPadを使った時と同様、名称を聞いて正しいものを選択することができるようになってきた。
・また、個別の学習の時間では、自分からiPadをしたいと意思表示し、問題に取り組むことができている。
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