大分県立大分商業高等学校2年

関数の活用と連続した印刷処理を自動化できるようになろう

使用したICT機器

[機器]
PCプロジェクタ

[教師が使用したツール]
学習支援ソフト
[生徒が使用したツール]
学習支援ソフト

学校・学年

高等学校
大分県立大分商業高等学校 2年

教科

ビジネス情報商業

授業の内容

実学として、仕事を意識し、効率よく正確な処理ができるようになるため、Microsoft Excelの関数とマクロ機能を活用する実習をおこなった。これまでに学習した関数を組み合わせ、効率良く表の作成をおこなったうえで、プログラムを組み立て、連続した印刷処理を自動化した。これまでに学習しているビジネス情報とプログラミングの知識を合わせて学習課題に取り組むことで、それぞれの知識を関連付けるとともに、トライアンドエラーを繰り返しながら学びを進める中で、思考を深めていく様子を確認することができた。

ICT活用のポイント
(工夫したところ、苦労したところ 、成果、課題)

生徒に1人1つ以上の関数を割り当て、MetaMojiで関数一覧表を作成した。生徒は担当した関数への理解度が深まるとともに、これまでに学習した関数の説明をいつでも閲覧できるようになることで、演習や振り返りで活用することができるようになった。また、思考途中の授業プリントを撮影し、MetaMojiに記録させておくことで、生徒は自身の学びの過程を確認できるようになり、教員は生徒の進捗状況を把握することができ、次時の導入の改善につながることが分かった。一方、Excelのマクロ機能はiPadでは使用することができず、実習室での授業時間をより有効に活用するため、事前に教室で実施すべき事項をしっかりと見極めておかなければならないと感じた。

実践を終えての感想

1時間の授業内に全ての目標を達成できた生徒はわずかであったが、プログラムが思い通りに動いた時には嬉しさと達成感を覚え、処理を自動化することの便利さに気づくことができた。一方、時間という制限のある中で自由な発想をどこまで許容するのかという点において、授業を組み立てる上で難しさを感じた。今後は、生徒の「思い通りに動かないコード」を新たな教材として、「何故うまくいかないのか?」に注目させ、個々の躓きに対して、グループやクラス全体で、解決の方法を考え、話し合い、全体で共有する時間を設定していく予定である。

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