大分県立別府支援学校小学部4年

児童が、主体的に物や人とかかわることを目指した指導

使用したICT機器

[機器]
タブレット

[教師が使用したツール]
デジタルコンテンツ
[生徒が使用したツール]
デジタルコンテンツ

学校・学年

特別支援学校
大分県立別府支援学校 4年

指導の形態

自立活動・日常生活指導

障がいの状況

・肢体不自由(全前脳胞症)、知的、病弱の重複障がい
・日常生活は全介助を要する。筋緊張が強く、不随運動がある。
・表出言語はなく、周囲からの言葉かけを聞いて、口を開けて応えるなどの場面が多く、受け身になりやすい。

子どもを取り巻く状況

・就学前からVOCAスイッチ等を活用した支援を受けている。
・保護者は、スイッチ等を使って学習活動や余暇活動を充実させたいという願いがある。

子どもの困り(本人の困り)

・スイッチを押すことを意識すると緊張が入り、内旋の動きでスイッチを押してしまう。
・身体状況から、教師や周囲の人から表出に対して、見誤られたり、見逃されたりする。
・好きな玩具を動かしたいときに、自分で操作することが難しい。

解決の方策・手立て

・主体的な発信行動を豊かにする。
・因果関係理を促す(自分の動きで適切なフィードバックを受けれるように)。

実践の様子

・スイッチインターフェイスを介して、対象児が不随意な筋緊張が入らず操作できるひもスイッチを活用し、iPadのアプリや教材を操作できるようした。また、音の出る玩具をBDアダプターとスイッチを活用して操作できるようにした。スイッチを操作した際に起こる変化を対象児にわかりやすくすることで、アプリや玩具が止まると自分から手を動かし、操作することができるようになった。因果関係の理解が進み、操作が楽に行えるようになったことで、係活動の場面でも使用する等、活用場面が増えてきている。

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