大分県立鶴崎工業高等学校3年
建築計画 住宅の計画
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使用したICT機器
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[機器]
タブレットプロジェクタ
[教師が使用したツール]
学習支援ソフト [生徒が使用したツール]
学習支援ソフト
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学校・学年
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高等学校
大分県立鶴崎工業高等学校 3年
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教科
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工業(建築)
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授業の内容
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本単元の目標は、「居住者に合った平面計画が導出できるようになる」ことである。本時においては、個人の生活空間として配置する空間(寝室)について、基本知識を活かしながら、他者の意見を取り入れることで歴史的な変遷をふまえ未来を想定した時間軸をプランニングに踏まえることや、自身の経験を客観的に取り入れ個人空間を計画することを目的としてICTを活用した。現時点における居住者の状況を反映したプランが多数でることを想定し、ペアワーク及びICT活用により将来の展望を含めた長期的なプランニングに発展することを期待した。個人空間は基本的に「夫婦寝室」「子ども室」「老人室」に分けて計画を行うよう指導するが、今回は寝室の在り方に着目させ、学習者自身の経験や他者の記述をリアルタイムに見ながら、各々が提示した居住者に合わせた寝室の在り方に関し、基本知識の活用にとどまることなく思考を深めていく様子を確認することができた。
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ICT活用のポイント
(工夫したところ、苦労したところ 、成果、課題) -
・個人の力を確認したい場面においては、閲覧制限を設ける等、見せる場面・見せない場面の使い分けが行いやすい
・One noteと比較し書き込む作業が容易であるため、図や文字を書くようなワークにはMeta Moji ClassRoomを使用している
・全体の進捗を電子黒板に写すことで、教員・学習者共に全体の進捗状況を把握したり声掛けが行いやすい状態が生まれる
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実践を終えての感想
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・クラス内であれば誰でも考えを閲覧したり、コメントし合あう姿が見られた。特定の生徒の記述のみを閲覧する学習者もいたため、場面に応じて細やかな指導をする必要がある
・授業資料はPower Pointで作成したものをTeamsで配信しているため、利用アプリケーションが複数となり学習者にとって利用しやすい状態でない
・同時間内にペアワークも設けていたが、ペア以外の学習者の意見を収集している場面が多く見られ、対面によるワークと端末内における交流の使い分けが不明瞭であった。端末内の交流においては、共感を共有することが多数を占めていたため、今後は対面によるワークは発展学習の場面で取り入れる等、それぞれの価値を明確に取り入れていきたい
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