大分県立大分商業高等学校2年

一人暮らしの部屋探し(住生活を営む)

使用したICT機器

[機器]
タブレットプロジェクタ

[教師が使用したツール]
学習支援ソフト
[生徒が使用したツール]
学習支援ソフト

学校・学年

高等学校
大分県立大分商業高等学校 2年

教科

家庭・家庭総合

授業の内容

「大分大学に進学する私」を想定させ、教員提示の3件の物件の情報と生徒の住要求から、自分が住みたい物件を選択させ、「部屋を探すときに重視したポイント」でマインドマップを作成させ、共有させる。賃貸借契約についての説明をした上で、様々な「部屋探しの失敗談」を紹介し、物件情報には掲載されていないこと(周辺環境、利便性、日当たり、騒音、ハザードマップ等)を確認するためには下見が重要ということに気付かせる。新たな気付きを先述のマインドマップに青字で追記させ、契約に向けてより多くの視点から物件を検討することの大切さを再確認させ、本日の学びを今後の生活にどのように活かすかという視点から振り返らせる。

ICT活用のポイント
(工夫したところ、苦労したところ 、成果、課題)

事前学習において、実際の物件情報サイトを活用した。本来であればアクセス制限で生徒のタブレットからは閲覧できないサイトだが、制限を解除していただき、部屋探しの疑似体験が実現した。間取り図や室内外の写真等の情報から、自分の希望に合致する物件探しに熱心に取り組む様子が見られた。また、生徒のワークシートはすべてMetamojiで作成、管理した。生徒の進捗を確認しながら、即座に授業に反映できる点は、教材づくりや授業展開に大いに役立った。ワークシートの量についてご指摘をいただいたので、従来の紙のワークシートとのバランスやMetamojiをどの場面で使用するのが効果的か、今後も実践しながら試行錯誤していきたい。

実践を終えての感想

【成果】「一人暮らしの物件探し」という生徒にとっての近未来の生活事象を実感させることができた。物件の選択結果や生徒のマインドマップ、ワークシートの記入等、生徒の学習活動が即時的に把握できたので、授業の流れを適宜修正しながら進行することができた。グループワークの際もICT端末を活用し、思考を図示した上で説明する等の工夫が見られた。マインドマップをICT端末上で作成し、思考の変化をペンの色を変えて追記させることで、生徒の思考の軌跡を容易に把握することが可能となり、ポートフォリオの作成にもつなげることができた。
【課題】他教科や家庭科の他の単元との連携を深め、生徒の学習の深化を図っていきたい。

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