大分県立大分南高等学校2年
MetaMoji ClassRoomを利用した授業プリント提示
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使用したICT機器
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[機器]
タブレットプロジェクタ
[教師が使用したツール]
学習支援ソフト [生徒が使用したツール]
学習支援ソフト
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学校・学年
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高等学校
大分県立大分南高等学校 2年
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教科
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理科
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授業の内容
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担当授業では,授業プリントはiPadからプロジェクター経由でスクリーンにミラーリングし,生徒はその映像を見ながら紙の授業プリントに書き込みをしている。しかし,視認性や可読性の高い授業プリントを作成しても,普通教室よりも広い化学教室内では後方座席の生徒から電子黒板までが大変遠く見えづらいという問題点があった。そこで,電子黒板の見えづらさを解消し,生徒が見たい箇所を確実に見えるようにするため,従来の授業プリントを全てMetaMoji ClassRoomの授業ノートの一斉学習ページで作成した。この場合,教師が発表者になることで,教師のiPadを各生徒のiPadにミラーリングさせているような状態を生徒に提供した。一方で,従来通り授業プリントは電子黒板にも投影し,電子黒板とiPadのどちらを見るかは生徒に選択させた。
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ICT活用のポイント
(工夫したところ、苦労したところ 、成果、課題) -
・MetaMoji ClassRoomの授業ノートを授業プリントの提示ツールとして使う場合,ただ「見せるもの」としてだけなく,ICTの長所を生かして生徒が「利活用できるもの」であるべきと言える。そのため,解法動画(アニメーション)を挿入し,予習や復習を手軽にできるようにした。
・授業中に常にiPadを開いた状態になるため,授業とは無関係のアプリを開いたり,操作が分からずに授業参加が遅れたりする生徒が出る懸念があった。しかし,クラスルームで生徒のiPadの一斉操作やモニタリングを行うことで,生徒が同じ授業ノートを見て授業参加することができた。
・校内WiFiやデバイスの不具合で接続ができないトラブルを想定し,同じ授業プリント(PDF)をオフラインでも利用できるアプリケーション(PDF Expert)にコピーして利用できるようにした。
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実践を終えての感想
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・MetaMoji ClassRoomで同じ授業ノート(一斉学習ページ)を開いている場合は,発表者と参加者のノートの動きは一致する。そのため,見えづらさの解消に加え,ミラーリングされた授業プリントのフォーカス位置と紙プリントとを比較することで,説明している箇所を直感的に知ることができるという利点もあった。
・授業ノートはいつでも閲覧できるため,授業に出席できなかった場合もその日の授業内容や進度を把握できることから,感染症拡大対策で出席停止が続いた場合でも家庭学習で利用できた。
・クラスルームを利用すると教師の操作で生徒のiPadをミラーリングさせることができ,解法や考え方の発表時には操作が容易で,時間の短縮にもつながった。
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