大分県立別府支援学校石垣原校高等部3年

病室で楽器の音を鑑賞する指導・支援

使用したICT機器

[機器]
タブレット

[教師が使用したツール]
[生徒が使用したツール]

学校・学年

特別支援学校
大分県立別府支援学校石垣原校 3年

教科

自立活動

詳細

・病院に長期入院しており、ベッドサイド授業を受けている
・病室に一般の入院患者もいることから、直接楽器の音を聴くことが難しい
・視力が低い上、瞳に軟膏を塗る等の処置を必要とするため、視覚支援だけでは学習が難しい
・障がい状況や常時必要なケアにより、身体の可動域が限られている

子どもの困り

・咽頭ろう、胃瘻、膀胱瘻、持続吸引等のケアを常時必要とし、病室で授業を受けている
・長期入院のため、外出の機会が殆どない
・視覚から情報を得にくい
・腕・手指の可動域が限られているため、広い音域での演奏やテンポの速い演奏が難しい

解決の方策・手立て

・iPadアプリ「Tones」を使って楽器の音を聴き、周囲の迷惑にならないようにする
・「Tones」アプリに現れるSound PadsをタップすることでオリジナルのTuneを作成し、楽器を弾いているような感覚を味わう
・オリジナルのTuneを様々な楽器の音で聴くことで、音を聞き分けやすくし、それぞれの楽器の特色を耳から学ぶ
・Tuneのテンポ調節機能を使い、ゆったりとした演奏や、ダイナミックな演奏を楽しむ

実践の様子

・病室のベッドで寝ている状態でも、指先で簡単に音を奏でることができた。
・iPadを使うことで、病室にいてもオリジナルのTuneを4種類の楽器の音で聴くことができた。
・iPadを生徒の耳にできるだけ近づけて音を届けることで、周囲の迷惑にならずに楽器の音を聴くことができた。
・自分の名前を呼ばれる、触れられる等、人との関わりがないときは病室のベッドであまり動きを見せないが、同じTuneで違う楽器の音を生徒の指を使って流すことで、聞こえてくる楽器の音が変わると体をよじらせたり、目を見開いたりなどの反応があり、自然と聴こえてくる様々な声や物音の中から、Tuneの音を選んで聴き取っている様子が見て取れた。
・どの音にどんな反応を取るかは日によって違い、聴き取れる、又は興味関心のある音の種類が限定的なものではなく、幅広くあるのではないかということが推測できた。

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