大分県立日田林工高等学校1年
林業という仕事は、( )につながる! ~( )に言葉を入れて文章を完成させよう~
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使用したICT機器
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[機器]
PCタブレット
[教師が使用したツール]
[生徒が使用したツール]
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学校・学年
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高等学校
大分県立日田林工高等学校 1年
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教科
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森林科学
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授業の内容
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森林は人々にさまざまな自然の恵みを与えてくれる。さらに、森は人間が生きていくうえで欠かすことができない木材や紙の原料を与えてくれる。森林は、有機物の生産、蓄積、二酸化炭素の吸収や自然環境の維持など、地球環境を保全するうえで、大きな役割を果たしている。森林の持つこれらの多面的機能を維持し、総合的に利用するためには、森林の健全性と活力の維持をはかる持続可能な森林管理の技術が求められている。木を伐採し木を有効に活用することは、森を守り国土保全につながるのである。
本単元では森林の役割と森林管理の意義について学習し、我が国の森林の育成、保全、利用における課題について考える。また、以前大分県林務管理課の協力により林業の現場見学を実施した。そこで、「森林の整備」「木材の伐採と搬出」「木材の販売」の3つの側面から『林業という仕事』を多面的に理解させ主体的に学び、考えることがねらいである。
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ICT活用のポイント
(工夫したところ、苦労したところ 、成果、課題) -
・黒板中央にPowerPointで本時の展開を示した。特に生徒が活動した写真を投影し、実際の現場やその状況を把握できるように実施した。また、ポイントとなるところは、電子黒板を活用し電子黒板用のペンで強調するとともに、拡大して示すことができた。
・他班がまとめた発表資料等をiPadで写真を撮り、エアードロップで送信し、振り返りができるようにした。
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実践を終えての感想
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(1)成果
・教材や発問の工夫もあるが、日頃からの生徒との人間関係や屋外での林業実習があるからこそ、今回の深い学びへ発展していくと考える。
・資料の精選ができており、生徒が考える「林業」のあり方に向かいやすくなっていた。
・生徒はジグソー活動で話し合うため、エキスパート活動において資料を読み込み、アウトプットができていた。
・生徒の思考の深まりを時系列で見取ることができた。
・一般的には、授業の展開的に用意された答えに誘導する感が強く、一つの答えにたどりつかなければならなく、少数の人の考えや思いが、ワークの中ないがしろにされる。しかし、今回はそのような感じはなく、生徒が生き生きと活動し素晴らしい発言ができていた。また、他者の発言をよく聞き入れ、自らの思考の発展につながっていた。
(2)課題
・欠席生徒をどのような形で指導するか。
・グループ分けは、生徒の能力や特性によって分ければより活発なグループ活動が展開するのではないか。
・これまでの提案授業の取り組みを校内でも広げるためには日程の調整は必要である。
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