竹田高等学校1年

スピーチを的確に聞き取ろう

使用したICT機器

[機器]
タブレットプロジェクタ

[教師が使用したツール]
学習支援ソフト
[生徒が使用したツール]
学習支援ソフト

学校・学年

高等学校
竹田高等学校 1年

教科

国語総合(現代文分野)

授業の内容

詩教材の読み取りを元にしたスピーチを、メモを取りながら聞くという言語活動を通して、目的意識や他者意識を持って聞き取ることの重要性に気づかせたり、メモを取る上での具体的な技術を理解し、メモを取りながら聞くことを日常的に行わせたりすることをねらいとして単元を構成した。公開したのは単元のねらいの後者について考察した授業であった。

ICT活用のポイント
(工夫したところ、苦労したところ 、成果、課題)

・媒体の性質を踏まえ、時間をかけて考えたり、ふりかえりに使用するための保管をしたりするものは電子ワークシート、スピーチのメモは即時性を生かして紙ワークシートで使い分けた。
・メモの取り方の変容が分かるように、自身のメモや他者のメモをiPad上で自由に見比べられるようにした。
・電子ワークシートには、手書きかキーボード入力かを自由に選べるようにした。

【ICT活用における成果と課題】
従来の授業での板書や配布、回収の時間を短縮し、保存や共有を瞬時にかつ容易に行えるのがICTの最大の利点であると考える。限られた授業時間の中で生徒に思考させたり、対話させたりする時間をきちんと確保するには、ICTの性質を踏まえて適切に活用することが大きな助けとなると考える。

実践を終えての感想

授業者の感想
電子媒体では、ワークシートの配布・保管・比較・共有が瞬時に行えるため、生徒の学びの深化を自他共に見取りやすい成果物や評価材を作ることができたと考える。今後も、できる限り生徒が様々な媒体の教材に触れる機会を設け、最終的には自身の目的や関心に応じて意識的に媒体を使い分けられる生徒を育成していきたい。

生徒の様子
「とにかくメモを取ってみよう」という段階から、スピーチの内容確認テストや他者のメモとの比較を通じて、メモの技術を体感的に理解できた生徒が多かった。本授業後の生徒のメモには、キーワードや記号を意識的に用いたものが散見され、それをiPadに保存されているメモの写真と比較することで、自身の変容を自覚する機会を確保できたと考える。

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