大分県立別府支援学校小学部
伝えたいことを音声で表出するための指導
-
使用したICT機器
-
[機器]
タブレット
[教師が使用したツール]
[生徒が使用したツール]
デジタルソフト
-
学校・学年
-
特別支援学校
大分県立別府支援学校
-
教科
-
国語
-
指導の形態
-
自立活動、国語
-
障がいの状況
-
・知的と身体の重複障がい
・コミュニケーション手段はサインや身振りが中心
・発語はほとんどなく、音声でのコミュニケーションは難しい
-
子どもを取り巻く状況
-
・家族や身近な人とのコミュニケーションはサインを使って成立するが、その他の人とは自分の思いを伝えられない。
-
子どもの困り(本人の困り)
-
・声を出しても相手に伝わらなかった経験があるので、教師に代わりに声を出してほしいと思っている。
・児童集会や朝の会、帰りの会等で自分なりの方法で役割を果たしたいと思っている。
-
解決の方策・手立て
-
・サインで表出することはできるが、音声の方が他の児童や教師に伝わりやすく、本人にも伝わったことがわかりやすい。
・iPadの基本的な操作(タップ、スクロール等)はできる。
-
実践の様子
-
・iPadのアプリ「ドロップトーク」を使用し、項目をタップすると音声が流れるように録音した。国語や自立活動の時間に、文字で書かれた項目を読んで覚え、どの場面でどの項目をタップするのか学習した。
・キャンバスにリンクを貼り、伝えたいことをその場で考えたり選んだりできるようにした。操作が複雑になったが、間違えながらも意欲的に取り組む姿が見られた。
・朝の会で「今日の日付、天気」を知らせる係を担当した。別の日付や曜日をタップして、その日の予定を友だちに教えたり、「晴れ」→「雨」とタップし午後から天気が悪くなることを知らせたりと、自分が伝えたいことを自由に表出できるようになった。
コメント