大分県立中津支援学校高等部
相手に聞こえる声で挨拶や報告を行う指導
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使用したICT機器
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[機器]
タブレット
[教師が使用したツール]
[生徒が使用したツール]
デジタルソフト
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学校・学年
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特別支援学校
大分県立中津支援学校
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教科
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職業
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指導の形態
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職業、登校後
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現在の状況
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・クラスの全員が日頃の授業や現場実習先などで声が小さいことを指摘されている。
・集団になると、個人的に一人で挨拶をする時よりも更に声が小さくなりがちである。
・大きな声を出すように指摘されるが、誰かが出してくれるという思いがあったり、どれくらいの大きさが適切なのか感覚的に掴めなかったりしている。
・中間報告で取り組んだ生徒のアプリに興味を持っている生徒が多い。
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より便利な生活の想定
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・声の大きさが視覚的に表されることによって目安が持て、練習しやすい。
・周りの目を気にせず、一人で練習できる場所に移動して取り組める。
・共通のアプリで取り組むことで、個人練習した成果を共有したりなど一緒に取り組める。
・ゲームが好きな生徒は、ゲーム感覚で意欲的に取り組むことができる。
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実践の様子
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中間報告で報告した生徒の様子を見て興味を持った生徒が、練習の仕方を尋ね一緒に練習をするようになった。次第にその友だちが中心となって声をかけ合い「朝活しよう」という言葉を合言葉に毎朝クラスの生徒のほぼ全員が参加して声出しをするようになった。お互いの声の大きさを褒め合う姿も見られている。実習中も自宅で「80db以上の声を出してから出発」と目標を決めて、アプリに向かって声を出してから実習に行く生徒もいた。他にも家族全員でアプリを活用して声を出す練習をする家庭があるなど、クラス全体で伝わるように声を出して挨拶をするという意識が高まってきた。実際に、個人ごとの声も大きくなり、褒められる場面が増え始めた。
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