大分県立別府支援学校高等部

知りたい内容を調べたり、相手にわかりやすく伝えたりするための指導

使用したICT機器

[機器]
タブレット

[教師が使用したツール]
[生徒が使用したツール]
デジタルソフト

学校・学年

特別支援学校
大分県立別府支援学校

教科

総合的な探究の時間自立活動

指導の形態

総合的な探究の時間・自立活動

詳細

・理解力は高いが、考えたことを文にすることに苦手意識がある。
・内容をよく見ずに「書いていない」や「ない」と判断することがある。
・家庭でのタブレット端末等の利用頻度は動画や音楽の鑑賞が多い。
・予告を受けていないと、初めてのことや集団の前に出ることに強い抵抗感を示す。

子どもの困り

・自己肯定感が低く、自分の字や漢字が書けないことを気にして、具体的に文章で書くことに拒否感を示す。
・言葉足らずになることが多く、伝わらないことで不安定になったり、諦めたりする。
・たくさんの情報から知りたいものを読み取ることが難しい。

解決の方策・手立て

・Keynote・GoogleMapsの活用
・提示した課題を具体的に書くための項目(時間・場所等)を示す。
・上手く文章にできない時には、画像やイラストを使用するなど、工夫するよう促す。

実践の様子

必要な情報を手に入れ、アプリを活用して、聞き手にわかりやすく伝えよう
・外出する際の移動手段や外出先の情報を調べ、まとめる学習を行った。HPから近くのバス停を調べることができたが、現在地からバスや車、徒歩での移動に必要な時間等を調べる必要があることに気づいたため、GoogleMapsを活用した。すると、必要な時間やお金を知り、各移動手段を見比べることができた。
・Keynoteアプリを使用する際にはインターネット等で調べた内容を項目ごとに整理するよう促した。図やイラスト、動画等を使用してよいことを伝えると、見やすさにもこだわって作成することができた。
・発表では、これまでのKeynoteを用いた学習に比べ、調べた時に自身が感じたことや発表用シートに書いていないことも説明に加える等、相手に伝わるように補足して話そうという意欲的な姿が見られた。

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