大分県立中津支援学校小学部

自分の気持ちや話したいことを他者に伝えるための支援

使用したICT機器

[機器]
タブレット

[教師が使用したツール]
デジタルソフト
[生徒が使用したツール]
デジタルソフト

学校・学年

特別支援学校
大分県立中津支援学校

教科

国語

指導の形態

国語

詳細

・1日の流れに沿って活動することができる。
・言葉のみでの説明は理解が難しいが、イラストやジェスチャー、指文字など、視覚的な支援があれば理解できることもある。
・基本は学習に意欲的に取り組むが、難しい問題や苦手な問題には消極的になる。

子どもの困り

・語彙が少ないために、伝えたいことがあっても他者に伝わらないことが多い。
・話すことが好きで、友だちや先生に話にいくが、上手く伝わらないので諦める。
・伝えたいことをどの手段でどう伝えたらよいのか分からない。

解決の方策・手立て

・身近なものの名前や動きを表す言葉の学習をする
・伝えたいことが伝わる充実感などを味わうことができるようにする
・自分の気持ちや話したいことを簡単に伝えることのできるアプリの導入
・身近な人や物の実物写真などを取り入れて活用することのできるアプリの導入

実践の様子

・自分の気持ちなどを簡単に伝えるための手段として「えこみゅ」を活用した。
・「昨日のお休み何した?」などの教師の質問に対して、アプリ活用前は、建物や車をジェスチャーで表現するがうまく伝わらず諦めた。アプリを活用すると「きのう:すーぱー:いく」のイラストを並べ答えることができた。さらに「だれと」「どうやって」という質問にも答えることができ、話を広げることができた。(写真上)
・アプリを活用して、他者に伝えたいことが伝わると笑顔で喜び、自ら「きのう:らーめん:たべる」「びょういん:ちゅうしゃ:うれしい」など伝えてくるようになった。(写真下)

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