大分県立日出総合高等学校2年3年
授業者(教員)による観点別評価のための単元テストおよび評価問題の導入と学習者(生徒)自身による形成的評価の実施
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使用したICT機器
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[機器]
PCタブレット
[教師が使用したツール]
デジタルソフト学習支援ソフト [生徒が使用したツール]
学習支援ソフト
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学校・学年
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高等学校
大分県立日出総合高等学校 2年 3年
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教科
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地理総合地理探究
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授業の内容
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①教科書理解を促進するための授業プリントを単元ごとに作成して、授業を実施する。授業プリント内に、評価の観点を明記した「評価問題」を掲載し、生徒に取り組ませる。
②ひとつの単元が終了した後、「単元テスト」と呼んでいるパフォーマンス課題(主に論述プリント)を授業で取り組ませる。単元テストは、評価の観点だけでなく、評価基準と徴候を明記し、発展的内容を扱っている。
③一定数、評価問題や単元テストに取り組んだのち、振り返りのための「形成的評価シート」に取り組ませる。
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ICT活用のポイント
(工夫したところ、苦労したところ 、成果、課題) -
MetaMojiは、生徒の取り組みが即時的に可視化されるため、その日の授業の終わり(放課後など)に評価を還元することができ、次の授業時に評価基準を生徒と再共有しながら振り返ることによって、指導と評価の一体化および学習と評価の一体化を行うことができる。
これらの評価材料を蓄積し、可視化したうえで、学期途中に学習者(生徒)自身がそれまでの取り組みを振り返る形成的評価を実施(「形成的評価シート」)し、自らの学習を調整する側面を育めるよう工夫した。
また、MetaMojiはその特性上、学習者の成果物を整理、蓄積しやすい。これらは形成的評価をする際に非常に役に立つ。
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実践を終えての感想
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授業者(教員)と学習者(生徒)が、指導と評価の一体化および学習と評価の一体化を具体的にすることにより、評価が学習者の学習を促進・向上させるためのもの(真正の評価)であるということの相互理解を深めることができた。
評価問題は授業中に授業者が題意と解答要件を解説することによって、単元テストは評価基準と徴候をプリントに明記することによって、評価をルーブリック化している。
これにより評価基準が明確になり、学習者は自身の取り組みにおける不足点(今後の改善点)を把握しやすくなり、授業者は授業や評価基準の改善点を把握しやすくなるため、双方にとって形成的評価につなげることができた。
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