大分県立さくらの杜高等支援学校高等部1年
情報通信ネットワークとデータの活用に取り組むための指導
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使用したICT機器
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[機器]
[教師が使用したツール]
[生徒が使用したツール]
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学校・学年
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特別支援学校
大分県立さくらの杜高等支援学校 1年
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教科
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情報
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詳細
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・全県から集まっているため、ほとんどの生徒が初対面であり、人間関係を築くことを急いでいる。
・言葉の意味が不明瞭であったり、会話が苦手な生徒が多いため、LINEで失敗が多い。
・既読無視や既読スルーなど、双方向のやり取りにスピード感を求めすぎて、失敗につながる。
・LINEの止め時や適正な時間の感覚が分からなくなり、いわゆるスマホ依存の傾向が強い生徒がいる。
・スマホのアプリは複数使えるが、PCの表計算ソフトウェアは使ったことがない生徒が多い。
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子どもの困り
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・読解力や文章表現力が乏しい。
・自分の意図ととは違う文章を書いてしまう。
・自分がスマホに依存しているかどうか、客観的な判断ができていない。
・PC操作の機会がこれまでとても少ない。
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解決の方策・手立て
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・総務省の資料に基づき、スマホ依存度を図るための質問項目を立てる。
・自分の生活を振り返り、質問の答えを数値化する。
・グラフ化することにより視覚的に自分の依存度を自覚する。
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実践の様子
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・スマホやインターネットでのトラブルを題材とした。
・トラブルを未然に防ぐために、トラブルについて知ることに取り組んだ。
・まずは自分の生活を振り返り、どれくらいスマホに依存しているか確かめることにした。
・総務省発行のインターネットトラブル事例集から、「スマホの過度な使用による日常生活への支障」を読み込み、重要な部分を抽出し、スマホ依存度チェック表を作成した。
・チェック項目の回答を数値化できるように基準を定め、一覧表にして合計点を集計した。
・一覧表から棒グラフ、円グラフを作成し、視覚的に自分の依存度を確認した。
・生徒は自分の生活を振り返り、これまで意識していなかったスマホの使い方や生活リズムについて考えることができた。
・表計算ソフトの基本的な操作方法を学習することができた。
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