大分県立大分工業高等学校1年
力と運動の法則(運動の量&働く力の関係)
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使用したICT機器
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[機器]
タブレットプロジェクタ
[教師が使用したツール]
デジタルソフト学習支援ソフト [生徒が使用したツール]
デジタルソフト学習支援ソフト
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学校・学年
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高等学校
大分県立大分工業高等学校 1年
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教科
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機械設計
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授業の内容
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機械に働く力を理解するためには,力と運動の法則が成り立っていることを知り,機械の運動の基本を理解しておくことが必要である。運動の表しかたや物体に作用する力と運動の関わりを学び,生徒一人ひとりが運動の原理,役割を理解することができるようにしなければならない。しかしながら,現状では生徒一人ひとりの運動の原理の理解度に差が見られる。そこで本研究では,ICTを活用した課題などの形態を取り入れながら,機械に働く運動の量について,生徒の理解度を効率的かつ効果的に把握するための確認問題や振り返りシート(双方MetaMojiの活用)を実施することとする。
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ICT活用のポイント
(工夫したところ、苦労したところ 、成果、課題) -
授業の導入時に,学習したポイントとなる事項や公式を確認し前時の復習として取り組んでいる。その内容が生徒の知識・技術の定着および理解として身についているかを図るためにMetaMoji活用し,計算問題(確認問題)として実施することで,毎時における生徒の学習理解を効率的かつ効果的に把握することができている。MetaMoji上で振り返りシートを取り扱うことで同様の効果が得られている。この取り組みを始めた際,デジタル上での記入になるため,生徒の筆記能力(主に丁寧かつ綺麗に書き込む)を定着させるために記入方法の指導に時間がかかった。
また, PowerPointの活用に際し,板書として残す内容や展開として画面が切り替わっていく内容,これらのうち生徒がワークシートに記入する内容の選択が重要であり,授業研究をする際に教材観等から
重きを置くポイントを熟考する必要がある。
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実践を終えての感想
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① 運動量の原理について,計算式(公式)から質量mと速度vの関係を身近な事象として捉える力が養われた。
② 質量mと速度vの取り扱いについて,運動の第二法則に基づき①物体に力が加わると,その向きの運動量が変わること,②運動量の時間的変化の割合は,その間に加わった力の大きさに等しいことを論理的な思考を通じて理解することができるようになった。
量記号,基本単位,組立単位の区別ができ,特に組立単位について,計算のなかで単位を乗算,除算することで一つの単位として成り立つことを理解できるようになった。
③ MetaMojiのグループ分け機能や画面共有機能を活用し,生徒の意見を学級全体に周知を図りながらの授業展開にチャレンジしたい。
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