器械運動　「マット運動」

「大きくて美しい側方倒立回転に挑戦しよう。～技の発表会をしよう～」というテーマを設定し、マット運動の基本的な技の習得をねらいとして指導を進めた。
その中でお互いの技を見合い、技術を向上させるための手段としてiPadなどのICT機器を活用した。ロイロノートでは、毎時間の反省や自分のめあての確認、そして自分の技の変容が把握できるよう、記録を残し、全体で共有できるように取り組んだ。
液晶ディスプレイや遅延カメラを使って自分の技をすぐに確認できるようにし、次の技に生かせるようにした。
単元の最後には技の発表会を行い、一人ひとりのがんばりや技の上達を認め合う場とした。マット運動の楽しさ・友だちと学び合うことの楽しさを子どもたちが実感できるようにと今回の実践を行った。

【成果と課題】
ICTを活用することで技の確認や、振り返りがスムーズに共有できた。振り返る活動においてはICTを活用した方がより時間に余裕や運動量の確保ができた。児童も自分の技の変容が授業ごとに端末へ記録されており、成長を実感できていた。今後は自分の技の成長の記録をもとに、側転の上達ポイントなどをまとめ、３年生に伝える活動に取り組んでいきたい。

【ICT活用のポイント】
全体での共有し易さ、技の変容の可視化、自分の演技をすぐに確認できることが体育の授業においてICTを活用する際の最大のメリットだと感じた。そのためロイロノートを使い、振り返りや個人のめあてを共有したり、自分の技の変容を記録として残したりした。また、遅延カメラを活用し、すぐに自分の技を確認することにより、課題やめあてを見つけさせることができた。