大分県立大分支援学校中学部1年
学校の友だちや教師と関わる機会を設け、活動を共有するための指導
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使用したICT機器
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[機器]
タブレットカメラ
[教師が使用したツール]
デジタルコンテンツ [生徒が使用したツール]
デジタルコンテンツ
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学校・学年
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特別支援学校
大分県立大分支援学校 1年
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指導の形態
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自立活動
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障がいの状況
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・滑脳症、体幹機能障がい(坐位不能)、症候性てんかん
・呼吸器を常時使用、痰の吸引が常時必要なため、訪問学級在籍。発作多発時は、緊急入院することもある。
・全介助。瞬きや視線、緊張による体の動きで表出する。
・音や声がする方に視線を向け、注視することがあるが、視力は低い(30~40㎝の近さで捉えられているかどうか)。
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子どもを取り巻く状況
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・日常的な授業は担任と1対1で行う。
・新型コロナの影響もあり、外界や家族以外の他者とかかわりをもちにくい。
・保護者が友だちとの関わりに意欲的で、学期に数回スクーリングを計画。
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子どもの困り(本人の困り)
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・日々、担任や両親との関わりがほとんどで、同級生と触れ合う機会がない。
・大人の声の中で静かに過ごすことが多く、刺激が少ない。
・学年共通の学習をしてはいるが、単独実施になり、友だちと活動を共有することが難しい。
・自ら他者に働きかけたり、反応を示したり求めたりすることは難しい。
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解決の方策・手立て
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・通学生との遠隔授業や動画のやり取りを通して、音刺激や映像によって学校や友だちの雰囲気を伝えるようにする。
・共通の題材があるときだけでなく、定期的に遠隔授業を実施し、通学生にも本生徒に慣れてもらい、積極的に関わってもらえる環境を整え、スクーリングでの直接的関わりにつなげるようにする。
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実践の様子
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(1)植物の種植えを題材に関する動画の交換を行った。友だちが学校で土づくりをしている動画をもらい、お返しに本生徒と担任とで、鉢に種を植える方法を説明する動画を作成し学校に届けた。通学生は、本生徒の動画で植え方を知った後、実際に種植えを実施。訪問生の鉢は学校に持ち帰り、通学生が水やりをする等、活動の共有だけでなく役割分担して活動を進められた。
(2)初のスクーリングの前に、Zoomで交流クラスとつなぎ、自己紹介をし合った。通学生の特性上、いきなり対面すると本生徒が使用している機械や状態に興味を強く持ちすぎるため、予め出会いの場を設定。通学生から積極的に発言があり、本生徒は友だちの声が聞こえると目をしっかり開けて画面に視線を向けていた。Zoomで質問できなかったことは当日話しかけに来る等、本生徒への関わりが深まった。
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