大分県立宇佐支援学校高等部2年

自ら課題に気付き、主体的に改善に取り組むための指導

使用したICT機器

[機器]
カメラ

[教師が使用したツール]
デジタルコンテンツ
[生徒が使用したツール]

学校・学年

特別支援学校
大分県立宇佐支援学校 2年

指導の形態

国語

詳細

・視覚的記憶力に困難があり、ひらがなを書く際、点や線を書く位置が分からず字形を整えて書くことができなかったり、文章を読む時に、一文字ずつ読み上げ、読解に至らなかったりする。
・聞くことで語彙を増やしているが、話す際に使う語彙は限定的である。
・相手に伝える内容を精選できず、自分が話したいことを、繰り返し一方的に話す。

子どもの困り

・学校生活で使われる文字には、読めるものがあるが、文章を読み取って行動することは難しい。
・丁寧語は理解はしているが、実際使用する状況で私語に夢中になり、使えていない。また、その現状に気付けていない。

解決の方策・手立て

・事業所の方や目上の人への正しい言葉遣いを動画を提示。視聴により具体的な場面での言葉遣いを習得させる。
・事前に「正しい言葉遣い・所作」を確認させ、チェックの視点を口頭で示す。
・会話を録画。動画を見てチェックの視点に沿って、自分の様子を振り返らせる。

実践の様子

・「丁寧語の使い方」について、動作・言語の見本をiPadを用いて動画で提示した。振り返りで「目を見て話す」「手は横」など、気を付ける所作について話す姿が見られた。
・練習風景をiPadを用いて動画撮影し、それを視聴した。自分で、再生箇所を移動させながら、「目を見て話します」「話し方グー(good)」など、チェックの視点に沿って、丁寧語を使えていることを確認することができた。
・現場実習の事前打合せ会では、玄関先で「目を見て話す」と自分で確認し、事業所の方へ丁寧語で挨拶・自己紹介をすることができた。
・学校生活でも、教師が事務室へ用事を依頼すると、丁寧語を使って事務職員と会話をすることができるようになってきている。

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