豊後大野市立大野中学校3年

広げよう多様性の輪 ~表現や資料の引用を工夫したポスター作り~

使用したICT機器

[機器]
タブレットプロジェクタ

[教師が使用したツール]
学習支援ソフト静止画
[生徒が使用したツール]
学習支援ソフト静止画

学校・学年

中学校
豊後大野市立大野中学校 3年

教科

書写国語

授業の内容

・活字の中に、「手書き文字」を併用している出版物に注目させ、手書き文字の目的や効果について考えさせる。
・「文字がどんな目的や効果をねらって書かれているか」「手書き文字の良さ」について班ごとに発表させる。
・目的や効果を考えたうえで書く活動に入ることができるように、書く前にどんな工夫をしたいかを簡単に記述させ、自分が作成したポスターのタイトルを書かせる。
・他の人の作品を見て考えが広げられるように、「どんな目的や効果を考えたのか」を何人かに発表させる。

ICT活用のポイント
(工夫したところ、苦労したところ 、成果、課題)

・文章の作成においては、タブレットを使用することで、成果物の共有や交流、文章の加筆修正、教師から生徒への添削をしやすいようにした。
・タブレットに本単元で使った資料や個人の考えを残しておくことで、学習の足跡として蓄積し、後で振り返りをしやすいようにした。
・ロイロノートの共有機能を使うことで、教材として使うポスターを拡大しながら個人でじっくり見たり、クラス全体の成果物を一度に交流したりすることができた。

実践を終えての感想

①美術科との連携
「書写」の学習は、美術科の学習と重なったり、補い合ったりする部分が多くあると感じた。特に第4時のさまざまな書体について考える学習では、「明朝体は横が細く、縦が太い」「うろこがある」「ゴシック体は見出しに使われる」など、生徒が美術で学習したことを生かして、考えることができていた。授業者自身が、生徒がこれまで美術の授業でどんなことを学習してきたかを把握したうえで教材研究を行うと、さらに実態に合った授業構想を行えると感じた。
②書写の時間としての「書く」時間の確保
第5時では、前半にさまざまなポスターを見て効果や目的を考える活動をしたため、後半に書く時間が十分に確保できなかった。第5時のねらいは「ポスターのタイトルを書く」ことであるため、書写の時間としてもう少し「書く」時間を確保する必要があった。また、生徒が自分でたくさん試し書きをして、いちばん自分のイメージに合った字を選択することができるように、試し書きができるスペースや用紙を準備しておく必要がある。

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