大分県立中津支援学校小学部

長期休業中の家庭での様子を記録するための支援

使用したICT機器

[機器]
タブレット

[教師が使用したツール]
[生徒が使用したツール]
デジタルソフト

学校・学年

特別支援学校
大分県立中津支援学校

指導の形態

長期休業中

現在の状況

・長期休業に入る前、児童に「(季節)休みの生活表」を配っている。肢体不自由の児童であるため、記入は保護者が行い、児童の学習というよりは、保護者がつける記録表のようになっていた。保護者からは「写真を印刷して貼り付ける」「筆記で記入する」ことへの負担の声があった。
・学校で休み中の思い出を発表するにも、どれを発表するのか選ぶための提示もしにくく、教師主体の発表になりやすい。

より便利な生活の想定

・肢体不自由があり、鉛筆やペンを握るのが困難であるので、iPadの操作であれば、保護者が指を支えて一緒に記録ができる。また、写真を撮ってその日のページに挿入できるので、印刷の必要がなく、児童も写真を端末でみることができる。
・思い出を発表するときも、一つずつ提示することができるので、児童が選びやすく、タップすることで読み上げ機能で発表することができる。

実践の様子

・長期休業に入る前に保護者と使用方法を確認し、生活表の代わりにして児童と一緒に取り組んでいただくようにお願いした。児童の手を支えて一緒に操作をしてもらったので、保護者の記録表でなく、児童の休み中の学習として生活表を作成することができた。写真は、保護者のiPhoneでとったものをAirdropで児童のiPadに入れていただくこともあり、保護者の負担も軽減された。
・学校で、思い出を発表するとき、1つずつ日記を振り返り、発表する内容を決めることができた。画面を教師と一緒にタップし、読み上げ機能を使って発表することができた。

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