大分県立別府支援学校高等部2年

情報端末機器に慣れ、より主体的に学習に取り組むための指導

使用したICT機器

[機器]
タブレット

[教師が使用したツール]
[生徒が使用したツール]

学校・学年

特別支援学校
大分県立別府支援学校 2年

教科

自立活動

詳細

・自立活動を主とした教育課程を履修しており、身体的・心理的なストレスを抱えると体調を崩しがちである。緊張が高まると震えたり表情が固まったりする。
・他者の意図を汲むことや文字(漢字)を読むことなどに困難が見られる。
・タブレット端末やパソコンを扱うことに興味関心度が高いが、操作性は未熟である。
・他者とのコミュニケーションを取ることに時間を要する。(慣れるまでに時間や期間がかかる。)
・初めての場所や集団参加が苦手であり、過度な緊張が見られる。

子どもの困り

・慣れた人と話すことはできるが、学習空白があることから、話した内容を書くことなどは教師の例文提示等がないと難しい。
・生活経験が少ないことから、コミュニケーションを培う環境も狭く、自分の気持ちや意見を表出することに時間を要したり、苦手なことを言語化することが難しいので手紙に書いて伝えたりすることがある。(タイムラグが生じ気持ちを引きずる)

解決の方策・手立て

・タブレット端末で文字入力や語彙力を増やすアプリの活用をしたり、スライド資料を作成したりして、操作性の向上を図る。
・コミュニケーション場面を増やす活動内容の充実。
・場面に応じて選択肢を提示し、言語による自己選択・自己表現が出来るような手だての工夫。

実践の様子

・現場実習の発表用のスライド資料や好きなキャラクターを使った活動の栞、新聞記事などを作成し、操作性の向上を図ることができた。文字のフォントや写真のサイズ等、どのようなレイアウトで進めていくか状況に応じて色やサイズの選択肢を提示し、選ぶように促すことで自分で考えて取捨選択し、決めながら作成する姿が見られた。「~したい」「~感じがいい」等の意志表出も見られた。
・文字探しなどのアプリを活用して、ゲーム感覚で楽しみながら言葉や語彙を増やす活動を取り入れていった。知らない言葉は書きとめたり、インターネットを活用して意味を調べたりするなど、意欲的に取り組む姿が見られた。
・他者との接触での緊張によるストレス緩和と担当教師以外の人との関りや個別の授業以外への参加経験を増やしコミュニケーションの場を広げるために、Zoomを活用して実習報告会に参加した。Zoom越しでも緊張した表情が見られたが、時間の経過と共に慣れ画面越しから手を振ったり、簡単に返事を返したりするなど、やり取りをすることができた。今後も短時間でも集団に参加できるよう、引き続き取り組んでいく。

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