器械運動　マット運動

本単元では、マット運動において、友達と一緒に「組み合わせ技の発表会をしよう」を目指しながら、学習の仕方や約束、技能の習得をねらいとしている。単元の前半は、基本的な技や発展的な技を個人で取り組むことを主とする。後半は、グループの課題に応じた組み合わせ技を選んだり、それらの技をグループで練習したりすることを主とする。本時では後半の導入として、1人１台端末を活用して互いの動きを撮影して見合ったり、いろいろな技の出来栄えをレベル表でチェックしたりして、グループに適した技を選び、組み合わせることができるようにした。

「グループで発表会をする」というゴールがあることで、技ができるようになるために班のメンバーで見合い・教え合いが活発になったり、グループで動きをそろえ、一緒に演技を作り出す楽しさを味わったりすることができていた。また、少し難しいと感じている技にも「グループ発表に入れたい」という願いをもって積極的にチャレンジする姿が見られた。

グループ内で撮影して見合ったり、タブレット内にある技のレベル表を基に見比べたりすることで、自分の技の出来栄えを確かめたり、自分に合った課題を発見したりできた。
グループ内の誰が、どの技を、どの程度できているかを共有することができたため、グループでできそうな発表内容を選び、発表内容を構成するとき有効であった。