大分県立別府支援学校高等部3年

制作表現の幅を広げるための支援

使用したICT機器

[機器]
タブレットカメラ

[教師が使用したツール]
[生徒が使用したツール]
デジタルソフト静止画

学校・学年

特別支援学校
大分県立別府支援学校 3年

教科

美術

現在の状況

・描きたいものを描写する際、どのように描いたらよいか分からなくなり、自分の中で描く対象のイメージが掴みづらく手が止まる様子が見られた。
・自分で決めた制作テーマの全体像を見立てること(仕上がりや完成図を想像すること)が苦手である。
・自分のアイデアを活かしながら描きたいものや作りたいものを制作したいという熱意や意欲が多く見受けられる。

より便利な生活の想定

・自分のイメージ像と近い画像や図、イラストなどを自分で検索して見つけ、イメージ像を形作ること。
・調べた画像などを参考にしながらイメージを膨らましたり、新たなアイデアを思い付いたりすること。
・細かい描写がある部分を、拡大してよく見たり全体像の形を捉えたりして、自分の描写に活かすこと。

実践の様子

・家庭やデイサービスでもタブレット端末等利用しているため、検索や何かを調べる操作には十分慣れていた。
①イメージ像を固め形を捉えるために、フォトの編集機能のペンで、描く対象を一つずつ分割して示した。
②オリジナルを意識している様子があったため、適宜「自分らしく描くにはどうしていきたい?」と言葉かけを行い、制作を見守るようにした。
③細かい部分は、画像を拡大して提示したりペンの色を変えて示したりした。
・自分が思い描いたイメージと重なる参考画像を検索して調べる様子が見られた。
・編集機能のペンで描く対象を分割して示すことで、胴体や角の形を理解しながら描くようになった。
・意欲的に画像を自分で拡大操作して足の位置をよく見たり、オリジナルを意識して彩色を変えたりする姿が見られた。

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