大分県立日出支援学校高等部2年

タブレットを使って言葉(漢字)やキーボード入力を勉強しよう

使用したICT機器

[機器]
タブレット

[教師が使用したツール]
[生徒が使用したツール]
デジタルソフトデジタルドリル

学校・学年

特別支援学校
大分県立日出支援学校 2年

教科

国語自立活動

指導の形態

国語、自立活動

障がいの状況

・漢字の理解度にばらつきがある。
・タブレットの入力やLINEのやりとりがうまくいかず、友人との関わりに困りを持っている。
・ひらがなは、よく使用する文字以外書くことが難しい。                           
・説明の時に、視覚的支援がないと理解が深まりにくい。 

子どもを取り巻く状況

・社会人になるにあたって、少しでも言葉の困りを減らしたいという保護者の思いがある。また、新しい機器に対して抵抗なく扱えるようになって欲しいという保護者の願いもある。

子どもの困り(本人の困り)

・ひらがな、漢字それぞれに苦手意識を持つ。
・会話での問題は少ないが、文字になると理解することが難しかったり、書けなかったりする。
・視覚的刺激がないと、文章や資料のみの場合理解がしづらい。

解決の方策・手立て

・生徒の特性に沿って、漢字の到達度を合わせて困難を補えるアプリを導入する。
・タブレット上でのキーボード入力や漢字の入力練習を行うことで活字に慣れさせる。

実践の様子

・生徒の到達度にあった漢字コースを選択し、それぞれで書き順も含めて手書きができた。昼休みや長期休暇などの時間に活用した。
・少し難しめの漢字が多かったので、今回の生徒には負担があったかもしれないので、2学期末から「小学生漢字」を使用した。両方のアプリとも、生徒と一緒に活動すると、とてもよく取り組めた。
・自宅での課題とすると、保護者の協力が必要になった。自分で使えるような、もう少し簡易タイプが良かったのではないかと反省している。一方で、他の生徒には効果的に活用できたようである。
・タッチペンを購入させていなかったので、書きづらいことがあったようである。次年度は、タッチペンを購入させて書き易い学習にしてあげると、もっと効果的に利用できると思う。
・タブレットでの入力は文字を表示された中から選択できたりするので、文字を書くのに時間がかかってしまうことがなく、スムーズに漢字練習につなげられることもあると感じた。
・指で文字入力もできるので、漢字やひらがなを書く機会が増えて、文字が1年前よりかなり上手になったと保護者から言われた。

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