大分県立宇佐産業科学高等学校2年

砂糖の調理上の性質について(食品の調理上の性質)

使用したICT機器

[機器]
タブレットプロジェクタ

[教師が使用したツール]
学習支援ソフト静止画
[生徒が使用したツール]
学習支援ソフト静止画

学校・学年

高等学校
大分県立宇佐産業科学高等学校 2年

教科

家庭・調理

授業の内容

前時の調理実習「カスタードプディングのカラメルソース」の調理と関連付けながら、砂糖の加熱による変化を理解し、調理したカラメルソースの振り返りを行い、砂糖の調理上の性質を理解する。砂糖の調理性について生徒が確認した後、前時調理した各班のカスタードプディングの写真の比較から、カラメルの色の違いは砂糖の加熱による変化であることを確認する。砂糖液を加熱し続けた動画や教科書の記述から、生徒に「自分の班のカラメルソースは加熱具合や着色の状況から最適なものであったか」を判断し、今後の調理の際、今回の学びをどのように生かすかを考えた上でまとめる。砂糖の調理上の性質については、Formsの小テストに回答し、知識の定着を図る。

ICT活用のポイント
(工夫したところ、苦労したところ 、成果、課題)

【工夫したところ】砂糖液の加熱の様子を動画にすることによって色だけでなく、形状の変化も見ることが出来るようにした。また、教科書の記述や動画に加えて、前時調理したカスタードプティングの写真をMetamojiで共有させることで、「自分の班」と「他の班」のカスタードプティングを比較できるようにした。毎時、板書・レポート・実習で製作したものはipadに記入させ、習慣づけたことで、生徒がICTの操作をスムーズに行うことが出来るようになった。
【苦労したところ】ICTの操作が苦手な生徒が、操作と同時に授業の内容も理解できるようサポートしながら授業を展開したこと。授業時に、生徒がICTの操作に集中するあまり、授業内での指示を聞いていないこともあったため、聞く場面と作業する場面を切り替えさせる必要があった。

実践を終えての感想

【成果】MetaMojiを活用し、スムーズな流れで授業ができた。前時の実習の写真から、カラメルソースの着色具合に焦点を当て、砂糖液の加熱の様子の動画と照合しながら、砂糖の加熱による調理性の変化について理解することができたようである。写真や動画など、具体的なイメージと結び付く資料を用いると理解に繋がりやすいと感じる。
【課題】振り返りの内容を、全体で共有する時間がなかった。砂糖の調理性については、生徒達の学力が厳しいことから、教員主導で注入的な説明となったが、ワークシートを工夫することで、主体的な学習に展開できる可能性もある。今後は、教材の研究を更に進めていきたい。

コメント

コメントを投稿する