佐伯市立直川中学校3年

単元名:基本的人権の尊重 タイトル:「個人の尊重と公共の福祉」

使用したICT機器

[機器]
タブレットモニター

[教師が使用したツール]
指導者用デジタル教科書学習支援ソフト
[生徒が使用したツール]
学習支援ソフト

学校・学年

中学校
佐伯市立直川中学校 3年

教科

公民的分野社会

授業の内容

公民教科書に掲載されている『青果店を営む男性はどうなる?』を題材に、個人の尊重と公共の福祉について考える学習を行った。本時では、「資料を読み取ることや、効率と公正、地域住民の立場など複数の視点を基に意見を交流し、自分の考えを再構築して表現すること」をねらいとして設定した。意見交流の際や、自分の考えを表現する際に、iPadや電子黒板、ロイロノートを活用して、効果的に意見交流を行えることを目指した。

ICT活用のポイント
(工夫したところ、苦労したところ 、成果、課題)

工夫した点は、ロイロノート内で活用したシートの作成。視覚的に整理できるように、立場ごとで色を変えてまとめをさせたことで、その後に行った個人でのまとめで、自分が見るべき場所を明確に理解した上で活動することができた。今回の実践は、少人数学級での実践だったため、教師が容易に意見の集約ができたが、人数や班の数が増えたときに、今回活用したロイロノートのシートでは見やすい形にすることが難しいと感じた。その際は、1人1台端末を生かし、全体で共有して編集できるツール等が活用できると、スムーズな意見交流につなげることができると考えた。

実践を終えての感想

班活動による意見交流の結果をまとめる際、ロイロノートを活用した。全体から集約した意見を簡単な表にまとめて発表を行ったことで、立場や主張を明確にして発表することができた。また、まとめのタイミングでその表を全生徒にロイロノート内で配布し、共有することができた。そのことにより、生徒は表を参考にしながら自分の意見をまとめることができ、最終的には、全体での意見交流を通して「自分の考えを再構築する」というねらいに対するまとめを行うことができた。
 また、授業の前半にデジタル教科書を使って事例の共通確認を行ったことで、その後の意見構築や班活動をスムーズに行うことができた。

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