大分県立日田支援学校中学部
伝えたいことを選んで相手に伝える指導
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使用したICT機器
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[機器]
[教師が使用したツール]
[生徒が使用したツール]
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学校・学年
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特別支援学校
大分県立日田支援学校
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教科
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自立活動
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指導の形態
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自立活動
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障がいの状況
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・脳性麻痺、知的障がい(ヘルペス脳炎による後遺症)
・日常的に全介助を行っている。
・発語はないが、「ふーん」と発することが多い。
・手首より上を片腕ずつ動かすことはできるが、指先の細かい操作を行うことは難しい。
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子どもを取り巻く状況
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・会話をするときに、生徒独自のやり取りでかかわりを持っている。答えがYesの時には、「ふーん」と声を出し、Noの時には、首を下げて返答している。
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子どもの困り(本人の困り)
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・相手に何かを伝えようと声を発するが、伝えたいことが伝わらない。
・質問の内容が分からないときや、どちらでも良いときは両方に返事をしたり、2番目に聞かれたものに返事をしたりするため、曖昧な返答になってしまう。
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解決の方策・手立て
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・視線入力装置を使って、話したい相手や内容を選び主体的にコミュニケーションがとれるようにする。
・写真やイラストと共に音声を使ったページや選択肢を設定することで、選択しやすくする。
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実践の様子
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・学校での視線入力の学習を家庭につなげられるように、長期休みに視線入力機器を使って家族と話すことを課題にして取り組んだ。
・休みの前に家族に質問したい内容やしてほしいことを教師とともに考え、ページを設定した。
・ページや質問項目をすべて見てからボタンの入力ができるように時間設定を工夫した。
・家族(弟)からは「お姉ちゃん、話せるの?」といった声があがったそうで、視線入力を通じて家族とコミュニケーションをとることができ、本人も満足気な様子であった。
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