大分県立大分支援学校中学部2年

自分のペースで学んだり、復習したりするための支援・指導

使用したICT機器

[機器]
タブレット

[教師が使用したツール]
[生徒が使用したツール]

学校・学年

特別支援学校
大分県立大分支援学校 2年

教科

教育活動全体

現在の状況

・生徒の学力や意欲は多様であり、習熟度別クラスやワークシートの工夫などをもってしても、その授業時間内ですべての生徒に十分な学びを実現していくことは難しい。
・ワークシートに自分で書くことが難しい生徒も少なくない。
・校外学習の事前学習を欠席すると、校外学習の活動内容について見通しが持てないまま当日を迎えてしまうこともある。

より便利な生活の想定

・校外学習の事前学習の内容をKeynote内に集約し、活動内容に関するクイズや動画などを、空いた時間に、自分の必要に応じて見ることができるようにすることで、授業時間内に十分定着できなかった部分や欠席して授業を受けられなかった部分について自分のペースでフォローしていくことができる。
・ワークシートなど書くことが難しい生徒も、iPadの画面をタッチするだけで学習することができ、比較的容易にわかりやすく学習に取り組むことができる。

実践の様子

電車に乗って買い物に行く校外学習の事前学習において、一斉授業で模擬券売機を使って電車に乗るシミュレーションを行ったが、集団に入ることが苦手な生徒が参加することができなかった。模擬券売機や事前学習で扱った活動内容やマナーに関するクイズ、動画などをKeynote内にまとめ、別の時間帯に個別学習を行った。個別学習のため落ち着いて取り組み、電車に乗って買い物に行くことを確認し、切符を買う練習をし、駅から店までの道のりを動画で確認することができた。校外学習当日も落ち着いて参加することができた。他の生徒のiPadにもKeynoteにまとめた物を配布し、自分の必要に応じて、日程確認をしたり、券売機練習をしたりして復習したようである。

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