大分県立佐伯鶴城高等学校1年
Lesson 4 Gorillas and Humans
-
使用したICT機器
-
[機器]
タブレットプロジェクタ
[教師が使用したツール]
デジタルコンテンツ [生徒が使用したツール]
デジタルコンテンツ
-
学校・学年
-
高等学校
大分県立佐伯鶴城高等学校 1年
-
教科
-
コミュニケーション英語I
-
授業の内容
-
1学期から各単元のおわりに単元テーマにそって「論理的な英文を書く」練習を段階的に指導してきた。本単元では「ゴリラと人間の共存(環境問題)」について学んだ。そこで、授業で知り得た知識とiPadを使って調べた情報とを組み合わせることで、自分の意見を書くという発展的なライティング活動を目指した。生徒へは「絶滅の危機にあるゴリラを守るために何ができると思いますか。70語程度で書きなさい。」と指示した。書くまでの準備として、授業プリントmaterial for writingを使い、①ゴリラの現状(背景)、②具体的データからわかること(野生ゴリラの生息数の推移)、③ゴリラ絶滅の危機の要因、④私たち人間(私)にできること、以上4つの英文を構成する具体的な内容を提示し、教科書本文の内容や表現を活用するように指示しながら本時に向けた準備をした。授業では英文を書く活動に加えて、書いた英文をペアで共有、互いに添削し、英文を書き直す活動も加えた。
-
ICT活用のポイント
(工夫したところ、苦労したところ 、成果、課題) -
▶工夫した点①:
授業で使用するPPTを常にOne Driveにアップさせておき、教員は教員用iPadでスクリーンに投影し、生徒は生徒用iPadでOne Driveから共有できる状態にしておいた。そうすることで、個々にいつでも前時までの内容を振り返ることができた。
▶工夫した点②:
生徒が書いた英文を撮影してドライブ上で共有することで互いに高め合うことができた。
▶苦労した点
まだiPadやOne Driveの活用に慣れていない時期だったので、生徒がスムーズに操作できるようになるまでに時間がかかった。
▶改善できる点(または今後取り組みたい点)
生徒用ペンシルやMetaMoji ClassRoomの導入を受けて、さらに指導の幅を広げていきたい。
-
実践を終えての感想
-
成果は、①生徒が論理的な構成とは何かを理解できたこと、②生徒が自分の意見を加えて70語程度の英文を書くことができたこと、③生徒が英文を共有し、互いの英文を高め合うことができたこと、以上3点である。生徒にとって英語を書くということは、「英語を間違えたらどうしよう」「何を書いたらよいかわからない」など、不安要素もあり大きなハードルである。しかし、段階的に英文を書く練習をしてきたことで少しずつ抵抗がなくなった。教科書で習った表現が使えることで抵抗がなくなった。事前の授業までに準備した素材(英文の構成内容)が使えるということでさらに抵抗がなくなった。その変容の結果、時間内にほとんどの生徒が英文を書き終えることができた。今後は、テーマに沿った英文を構成し、書く力を身につけさせたい。また、MetaMoji ClassRoomを活用した指導にも取り組みたい。
コメント