玖珠町立くす星翔中学校2年
群読で発信!800年の時を超えた『平家物語』
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使用したICT機器
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[機器]
タブレットモニター
[教師が使用したツール]
デジタルコンテンツ [生徒が使用したツール]
デジタルコンテンツ
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学校・学年
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玖珠町立くす星翔中学校 2年
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教科
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国語
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授業の内容
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【ねらい】
相互評価によるアドバイスをもとに群読譜を練り直す活動を通して、場面の状況や敦盛と直実の心情や言動の意味などについて考えを深めることができるようにする。
【授業の概要】
事前の活動として、単元学習計画の説明をスライドで行う⇒平家物語について、個別に調べ学習⇒群読作成として、Chromebookでの音読の録音⇒各班の録音データをスライドに貼り付け、共有してきた。 授業では、班ごとの主体的な活動がメインとなった。共有データにある他の班の群読を聴き、アドバイスを伝え、また、各班からのアドバイスを受け、練り直し、練習、群読の仕上げをおこなった。そこには、敦盛と直実の言動にどのような意味が込められているのかを課題の中心に添え、解釈しながら、その心情について考えたり、群読に活かしたりして交流した。授業のまとめには、振り返りシートに各自振り返りを記入し、全体にシェアした。
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ICT活用のポイント
(工夫したところ、苦労したところ 、成果、課題) -
成果・課題
群読譜を練り直す活動において、録音や記述 をデジタル化して即座に共有したことにより、内容の解釈を深めることにつながった。単元計画でデジタルとアナログを効果的に活用する場を検討することやねらいの達成を確認する振り返り活動が今後の課題である。本日は「考える」にとどまっていた。国語科は言語能力をつける大事な教科として、系統をみてつけていくことが必要。
・心情を読み取るための学習で、群読・読み取りとそれぞれ活動を分けたので、一緒にすればよかった。
・言語活動で群読譜をつくる中で大事なことは「人物の言動」が「展開」にどう関わるかの理由を書く作業が必要。
・GIGAに目が行きがちだが、「未来をつくる」のは「生徒」。生徒にどのような資質能力をつけさせるべきかを考えさせるべき。
・ジャムボードを使い交流をするのは、とても有効である。わからないときには、他者を参考にできる。
・振り返りシートに記入する。とても便利である。これまではプリント記入でコメントを返答していた。この作業が簡単になっていき、生徒との交流がしやすくなる。
・Chromebookの持ち帰りで、家庭でも振り返りをすることもあった。
・ICTは学習者が教えてくれることもあった。
・学校の取組として毎時間、振り返りをフォームで回収し、生徒ごとにスプレッドシートにまとめている。学習状況の思考や理解度を継続的に把握し、指導に生かすことができることが有効。
・日常的な授業の中で、生徒にICTを活用させていることにより、生徒が機器の操作に慣れており、学習に参加・集中することができていた。
工夫・苦労
・事前の活動に、Googleスライドにて単元学習計画の説明を行い、視認性を高め見通しを持たせた。
・個別最適な学習形態をとり、平家物語について、Chromebookでのネット検索・資料集の冊子活用・図書館の書籍利用をさせた。
・群読作成には、Google音声録音のアプリを活用。確認や聞き返しの自由度が増した。
・授業では、他班の音読を何度も聞き返すことで、ポイントが絞られ、有効なアドバイスにつなげられた。
・録音データやコメントを共有させることで、班内にて、聞き取り→アドバイス、コメント確認→練り直し→練習→録音(完成)と、効率的に進められた。
・ジャムボードを使い学習課題について、まとめを考えさせ、交流した。
・スプレッドシートの振り返りシートに各自が振り返りを記入。一覧表にて、考えの交流を行った。
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