大分県立別府支援学校中学部1年

板書とプリントをリンクさせるための指導

使用したICT機器

[機器]
タブレット

[教師が使用したツール]
デジタルコンテンツ
[生徒が使用したツール]
デジタルコンテンツ

学校・学年

特別支援学校
大分県立別府支援学校 1年

教科

理科

指導の形態

理科

詳細

・授業プリントと板書を見比べることで、どの場所を学習していたかを見失ってしまい、授業内容を聞き逃してしまう。
・手書きの板書とプリントされた枠をリンクして判断することが難しい。
・口頭でプリントの記入枠を指示されてもどこにあるか見つけることが難しい。
・巻き取り式スクリーンは文字の消えが悪く、板書の視認性が悪い。
・大型モニターの数がクラス数よりも少ないため、確実に使用できるわけではない。

子どもの困り

・文字を書くことが苦手である。
・学習経験が乏しいことから、文字を丁寧に書くことに慣れておらず、プリントを見直しても理解できないことがある。
・見るものが複数あると、どこを見ればいいのかわからなくなり、授業内容が入らない。
・プリントが手元にあると、そちらが気になり板書を見落としてしまう。
・スクリーンの汚れが気になり、集中できない。

解決の方策・手立て

・授業プリントで使用した画像を編集ソフトで白黒反転させ、黒板に直接投影できるようにする。
・授業プリントをそのまま投影することで、聞き逃しても記入場所がわかりやすくなる。

実践の様子

・日頃の授業におけるメインとなる内容の画像を黒板に直接投影した。分類の授業ではプリントと同じ流れ図を投影することで、黒板とプリントを見比べても見失うことが少なくなった。
・スクリーンに投影したときには、反射光から目や頭が痛いと申し出をする生徒がいたが、黒板に白黒反転したスライドは、文字や図のみが投影されるため、不調を申し出る生徒はおらず、板書を集中してみることができた。
・Keynoteを用いて赤や黄色の枠や文字を入れることで、普段の板書と同じようにポイントを確認することができた。
・図を大きく提示することができ、直接チョークで書き込むことで、細かな図でも要点をおさえることができた。

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