大分県立日田支援学校中学部3年

イメージした色を塗る経験をするための指導

使用したICT機器

[機器]
タブレット

[教師が使用したツール]
デジタルコンテンツ
[生徒が使用したツール]
デジタルコンテンツ

学校・学年

特別支援学校
大分県立日田支援学校 3年

教科

美術

指導の形態

美術

障がいの状況

・知的障がい
・興味のある作業には比較的集中して取り組むことができる。
・途中で失敗してしまうと、情緒が不安定になり最後まで取り組むことができなくなる。

子どもを取り巻く状況

・美術的な活動は意欲をもって取り組み始めるが、どうしても最後まで取り組むことが難しく、途中から雑になってしまう。

子どもの困り(本人の困り)

①色を塗る作業を進めていくと、最終的に黒系の色になってしまう。
②完成していく絵が自分のイメージしているものとはかけ離れていくため、徐々に興味が薄れ、制作活動が雑になってしまう。

解決の方策・手立て

①手軽に色を作れる方法や、着色に失敗したときに即座にやり直しができる方法を考えることで困りの解消につなげる。
②自分で操作することで意欲を保ち、最後まで活動に取り組めるようにする。

実践の様子

・下描きは実際に紙に描き、それをiPadにて写真撮影をした。
・下描きの写真を、『ibisPaint』に移動し、色付けを行った。
・初めは、好きにアプリを使用させることで興味を持てるようにした。興味をもったアイコンの機能について、その都度教師が説明を加え、操作方法を一緒に確認した。
・操作方法を理解すると、自分で好みの色を選択したり、塗り方の方法を選択したりすることができた。
・初めは、操作方法の難しさがあり、戸惑いながら30分程度活動することができた。2回目より操作方法も覚え、スムーズに取り組むことができた。活動中に周囲から訂正や助言なく取り組めることで、ストレスなく行うことができていた。
・自分でイメージした色を手軽に選ぶことができ、実際に紙に描きこむときよりもいろいろな色を使ったり、鮮やかな色を選択したりすることができた。

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