大分県立大分支援学校中学部3年

自分が踊りたいダンスの動画を選び、みんなと一緒に踊るための指導

使用したICT機器

[機器]
タブレット

[教師が使用したツール]
デジタルソフト
[生徒が使用したツール]
デジタルソフト

学校・学年

特別支援学校
大分県立大分支援学校 3年

教科

保健体育

障がいの状況

・知的障がい。
・ダウン症候群のため、筋力が弱く、椅子の上に座る際、同じ姿勢を保つことができずに、姿勢を変えることが頻繁にある。
・一度に一つのことしか取り組むことが難しいため、学習や活動時に他のことを意識するように伝えると、現在している学習や活動場面に集中できなくなることが多くなる。

子どもを取り巻く状況

・学年の生徒が23名在籍し、教員も合わせると、約30名強の大集団である。
・普段の保健体育の授業はもちろん、朝の会後の時間(10分程度)を使って、各教室でダンスやストレッチ等の身体を動かす運動に取り組んでいる。

子どもの困り(本人の困り)

・体育や作業といった活動は意欲的に取り組むが、背中等の見えない範囲の部位を動かすことは苦手である。
・少しでも分からなかったり、できなかったりすることがあると、教師を呼んで頼ろうとすることが多い。
・かな入力で文字を入力することができるが、誤字や脱字が多く、上手く検索することができない。
・自分の思い通りにならないと、周囲の人を叩いたり、大声で叫んだりすることがある。

解決の方策・手立て

・予め、教師が「Keynote」アプリを使用して、朝体育用のスライドを作成する。
・ハイパーリンク機能を使って、普段から踊ることの多いダンス曲に関するイラストを表示し、そのイラストを選ぶ(触れる)ことで、リンク先の「YouTube」アプリの動画を開くことができるようにする。

実践の様子

1学期当初は、「Youtube」アプリの入っている教員用の一人一台端末をTVに接続して、実践していた。ただ、本人の困りに記載しているとおり、周囲の状況より注意が散漫となり、誤字や脱字のある状態で入力して検索することで、自分が踊りたいダンス動画が表示されないことが多かった。さらに、その状態を他の友だちから指摘されることで余計に興奮し、大声で叫んだり、近くに居る人の身体を叩いたりする様子が見られた。
 そこで、教師が④の解決の方策・手立てに記載しているよう「Keynote」アプリで作成したスライドを準備した。準備したスライドの使用方法を教師が例示を示しながら説明することで、使用方法を覚えることができた。
 使用方法を覚えることで、自ら教員用のiPadを操作(学校事情により、児童生徒用端末には「YouTube」アプリは未配信)して、自分がそのとき、踊りたいダンスの曲を3~4択の選択肢(イラスト)から選択し、踊ることができた。また、操作方法の分からない友だちが居ると、「こうするんで」と言って、操作方法を教える様子も見られた。
 その結果、ダンス動画の選択も上手くできるようになり、本人の課題でもあった周囲の人を叩いたり、大声で叫んだりといった行動も減少しつつある。

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