国東市立武蔵東小学校6年

円の面積

使用したICT機器

[機器]
PCタブレットモニタープロジェクタ

[教師が使用したツール]
学習支援ソフト
[生徒が使用したツール]
学習支援ソフト

学校・学年

小学校
国東市立武蔵東小学校 6年

教科

算数

授業の内容

半径10㎝の円の面積は、1辺が10㎝の正方形の面積の何倍になるのか、予想した。実際にそれぞれの大きさの紙を用意し、貼り付けたり、切ったりする活動を通して、約3倍になりそうだと見当をつけた。具体物を使って考える活動を大切に授業を進めた。
半径10㎝の円の面積を方眼を用いて調べた。1㎠の正方形が何個入るのかを数える際に、紙(具体物)を使ったり、アプリを使ったりして確かめた。数える際にわからなくなる児童には、個別指導でアプリを使った。数えた結果、約3.1倍という答えを導き出した。円の面積は、半径を1辺とする正方形の面積の約3.1倍になるということをまとめた後に、練習問題として、半径11㎝の円の面積も、3.1倍になるのかを確かめた。授業は、スライドで課題や図などを示して行った。ワークシートも準備した。ホワイトボードに課題などを投影し、黒板は児童の考えを位置づけた。ホワイトボード、黒板、児童のノート(ワークシート)が一体化するように配慮し、授業を進めた。

ICT活用のポイント
(工夫したところ、苦労したところ 、成果、課題)

教師のICT活用が主になったが、課題などをプロジェクタで投影して示すことで、児童の待ち時間が減り、その分を子どもたち同士の交流の時間にあてることができた。また、大きく示すことで、全体での課題の共有がよりスムーズになり、テンポよく授業を進めることができる。児童の活用は、具体物の操作が苦手だったり、大きな数になるとわからなくなる児童にとって、理解を促すことをねらいとした。
授業用のスライドを準備する際、作りすぎないことを意識して作成した。子どもたちから出た考えに、柔軟に対応して進めていける程度のスライドにとどめた。PCを使用すると、ついPCの前から離れなくなることもあるので、しっかりと机間指導をすることも心がけた。また、実際に半径10㎝の円や1辺が10㎝の正方形の書いたワークシートなど、具体物を扱うことにも心がけた。

実践を終えての感想

方眼を数える際に、みんなで図を共有することができ、児童の迷いがなかった。また、テンポ良く授業を進めることができた。
算数は習熟度少人数で2つに分けて授業を行っているので、授業の環境、進め方に大きな違いが出てしまうことが課題であった。校内での理解や使いやすい環境の整備の必要性を感じた。
ICT機器がなければ、授業準備にもっと時間がかかったり、テンポよく進めたりできなかったと思う。これからも有効性を考えながら実践していきたい。

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