大分県立海洋科学高等学校

地元の魚を使った新製品開発

学校・学年

高等学校
大分県立海洋科学高等学校

発表形式

レポート・論文

研究の概要

地元の魚を使って新製品を開発することで、低価格魚の付加価値を高めたり、地域貢献活動や学校PRにも繋がると思いこのテーマに挑戦することにしました。

生徒のアウトプット

実践の背景
地元の魚を使って新製品を開発することで、低価格魚の付加価値を高めたり、地域貢献活動や学校PRにも繋がると思いこのテーマに挑戦することにしました。

【魚種と製品テーマ選定】
最初に、どの魚を使うかを話し合いました。手に入りやすく、本校の実習船海幸丸(19トン)実習でも釣ることができるアジを使って製品開発をすることに決めました。
次にアジを使ってどんな製品にするか、テーマを決めました。一つ目は、長期保存可能な製品、二つ目は骨まで食べれる製品、をテーマに決めました。次に、どんなアジの料理があるか調べ、いろいろな料理の中から、アジの南蛮漬けが私たちのテーマにあっていると思い、挑戦することにしました。
調査・研究内容
【試作開始】
市販のアジの南蛮漬けを買ってきて試食をし、どんな味にするかを決めました。今回は3パターンの味付けを試作することにしました。
レシピ①
しょうゆ150g酢200g砂糖大さじ10
レシピ②
しょうゆ180g酢230g砂糖大さじ12 
レシピ③
しょうゆ200g酢270g砂糖大さじ14 

【試食結果】
レシピ②のアンケート結果が一番好評でした。しかし改善点として、骨がかたいという意見が多くありました。

【改善】
アンケート結果をもとに骨を食べやすくすることにしました。私たちの実習製品のマグロ缶詰で、圧力殺菌することにより骨も食べられる柔らかさになることを知っていたので、アジの南蛮漬けも圧力を加えることにしました。レトルトパウチに入れて圧力殺菌することにより、骨まで食べられ、さらに長期保存も可能になり、私たちのテーマに合った製品にすることができます。何度も試作を繰り返し納得いく製品が完成しました。
結論
私たちは、地元の魚を使って製品開発を行いました。1つの製品を完成させるために、何度も試作を繰り返さなければ完成できず、最終的に1つの製品しか完成させることができませんでした。最初は試作をする時もチームプレーができずに効率が悪く、何度も先生からアドバイスをいただきました。試作をする前に、準備や打合せをしっかりし、理解してから作業を分担すると作業効率が上がってきました。あらためて準備や打合せの大切さが分かりました。最後の方は作業効率が上がり、先生にも褒められ、成長できたことがすごくうれしかったです。骨まで食べられるアジの南蛮漬けを完成させることができ、苦労した分みんなで製品を完成させ、目標を達成した時の喜びが大きかったです。

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